スタートダッシュ

●始めよければ〜

 練習中にダッシュのタイムを何本か取っていると、全て全力で泳いでいるのでタイムは1本目が一番速くて以降、少しずつ遅くなるはずですが、実際は速くなったり、遅くなったり、たいてい何本目かにベストが出たりします。さて、何が違うのでしょうか。

 それはスタートからの浮き上がりで勢いをつけれているかいないかの違いなのです。

 スタートがうまくいってその勢いに乗ってひとかきめで水をしっかりとらえることが出来れば、後は自動的に壁までは動いてしまいます。逆に最初で加速が悪いと、その片道はスタミナを消耗して後半にも悪影響を与えてしまいます。

 始め良ければ終わり良しというわけです。

 スタート台を後ろに蹴って前にしっかりと飛べているか、入水したあとのストリームラインは取れているか、浮き上がりまでの水中でのキック動作などのチェックをしてみましょう。ターン後も浮き上がるまでキックが止まっていないか確認しましょう。

 スタート台の持ち方はバタフライの手のようにひじをきちんと立てましょう。合図とともに力をためて弾けるように飛び出しましょう。台から両足が離れた時点で体が水平になっていれば良く飛べています。斜め下になっていたら蹴れていないです。入水が近すぎると水中で体を必要以上に反らしてスピードが落ちてしまうので遠くに入水するようにしましょう。

 入水はストリームラインの1点入水が良いでしょう。浮き上がりも慌てて前を見たりせずにストリームラインを崩さず浮かび上がってこれると他の人よりも一歩前で泳ぎ始めることができます。

 もちろん、ターンがあればまた加速が出来ます。ターン後の加速・・・大事ですよー。

●本当に泳いでいる距離は意外と短い


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